【3分で読める】5Gってそもそも何？現役ITエンジニアが分かりやすく解説します
こんな人に読んでほしい
5Gの時代が来るって騒がれているけど、そもそも5Gってなんだ？？
2020年より5Gの実用化が始まる！と世間では騒がれています。
あなたは4G5Gで使われているGとはそもそも何かご存知でしょうか？？
Gとは「Generation」のGです。
そうです！世代です！
数字＋Gが上がるにつれて通信は、素晴らしい発展を遂げてきました。
今までの通信の歴史を振り返りながら
5Gが到来するとどのような変化が起こるのか？ご説明したいと思います。
1G~4Gまでの通信の発展の歴史についてご紹介
まずは通信の発展によって世の中がどう変わってきたのかご紹介します！
1G時代：アナログ携帯電話が登場
初めて携帯電話が登場しました！（1985年）
ご存知の方も多いと思いますが、当時の携帯電話はこんな感じ（笑）
総重量はなんと約３キロです。
今でいうケータイではなく、ショルダーフォントと呼ばれていました。
通信にかかる費用も非常に高額で、一般普及はほとんどしておらず、ビジネスユースがメインとなっていました。
まぁ今だから言えることですが、こんなくそデカい電話持ち運びたくないですよね。（笑）
2G時代：デジタル化によりネットやメールが利用可能になる
次に登場したのが、第２世代の携帯電話です。（1993年）
↓こちらは見覚えがある方も多いのではないでしょうか？
デジタル化により、ネットやメールが可能となりました。
また、通信費用も第一世代の時と比較して、格段に安くなったため一般家庭にも一気に普及しました。
この時にモバイル用のサイトが流行して、テキストベースのモノですが、サイト閲覧ができるようになりました。
3G時代：高速データ通信で動画が見れるようになる
ここから一気に時代の流れが変わったといっても過言ではありません。
3G通信の時代が来ました！
あなたもよくご存じのiPhoneが日本に初上陸したのもこの3Gの時です。
これらの登場で、ケータイ電話からPC用のサイトが閲覧できるようになったり、動画サービスなどを利用できるようになりました。
4G時代：さらなる高速通信でスマートフォンが普及する
こちらが現在使われている通信です。
3Gよりもさらなる大容量通信かつ高速化を実現させました。
それによりスマートフォンの普及率も格段に上昇。
いまだにガラケーを使われている方もめっきり見なくなりました。
お年寄りや子供もスマートフォンを手にする時代になりましたね。
さらに高速な通信が可能になったことにより、様々なFOD（hulu、Netflixなど）やyoutubeなどの動画配信サービスが成長を遂げました。
5G到来！4Gを超えた異次元の世界
4Gまでの歩みをご紹介してきました。
ここまでご紹介するとお分かりだと思いますが、
数字＋Gが上がるたびにとんでもない発展を遂げているのです。
では、5Gになるとどうなるのでしょうか？？
- 通信の最大速度が10Gbpsになる
- レイテンシが1msec以下になる
の2つです！少し深掘りしてご紹介しますね。
通信の最大速度が20Gbpsになる
「20Gbps！？すげぇ！！」
とあなたはピンときますか？？
4G（現在）の通信速度はどのくらいかというと、1Gbpsです。
つまり
現在の20倍通信が早くなる
ということです。
現実的に最大速度を出すことができるかどうか別として、現在と比較してかなり早くなることは間違いありません。
「うーーん。数字だけ言われてもピンとこないなぁ」
スピードだけでは、ぴんと来ないあなたのために、動画のダウンロードを例を挙げてみます。
現在の4G通信だとだと8GbyteのHD品質の映画をダウンロードするのにかかる時間は、7~8分程度です。
しかし、5Gになると約6秒でダウンロードが完了します！
もうダウンロード中という画面を見ることもほとんどなくなるかもしれませんね
レイテンシが1msec以下になる
レイテンシとは、あるデバイスから違うデバイスへデータを転送するためにかかる時間です。
つまり通信の遅延です。
4G通信のレイテンシは約10msecです。
つまり、0.01秒ということです！
「え？十分早くない？？（笑）」
1/50秒というのは、普通に人が瞬きをするスピードよりもはるかに速いです。
しかし、IoTの世界ではこれでは遅いのです！
自動運転の車を例に挙げてみます。
自動車が時速60キロで走行しているとします。
危険を察知してから10msecのレイテンシが存在すると車が止まるまで、0.15mも車は進んでしまうのです。
0.15mも進めば最悪事故に繋がってもおかしくありませんよね？？
そこで5Gになるとどうなるのでしょか？
レイテンシはなんと1msecです。
時速６０キロで走行している自動車でも危険を察知してからわずか数センチで止まることができるのです。
このように、リアルタイム性が求められたり、超高精細な品質が求められる場面でも５G は活躍してくれるでしょう！
おわりに
いかがでしたでしょうか？
最後に今日お話しした内容をまとめます。
通信の歴史
- 1G ⇒ 初の携帯電話「ショルダーフォン」登場
- 2G ⇒ ガラケーが登場！メールやサイト閲覧が可能に
- 3G ⇒ スマホが登場、動画やPCサイトが見れるように
- 4G ⇒ スマホが普及、動画サービスの成長
5Gで変わること
- 20Gbpsの通信速度の実現
- レイテンシが1msec以下になる
5Gの到来に伴い次はどんな未来がやってくるのか非常に楽しみです
本日は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
